1: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:34:40 ID:LxJ
悲しい
2: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:35:36 ID:z6z
感情なくしてたんやっけ
悲C
3: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:36:47 ID:LxJ
長男以外の人間は、結婚もできず、世間との交流すら許されず、死ぬまで家のために奴隷のごとく働かされる……。
いったい、いつの時代の、どこの国の話だと思われるかもしれない。しかしこれは、日本に20世紀まで実在した「おじろく・おばさ」という風習なのである。
国土の7割が山である日本。山林によって隔絶された村では、独自の文化が発生する場合が多い。昔の長野県神原村(現・下伊那郡天龍村神原)もその一つだ。
耕地面積が少ないこの村では、家長となる長男より下の子供を養う余裕がない。そのため、家に残った下の子供は「おじろく(男)・おばさ(女)」と呼ばれ、長男のために死ぬまで無償で働かされた。
家庭内での地位は家主の妻子よりも下で、自分の甥っ子や姪っ子からも下男として扱われる。戸籍には「厄介」とだけ記され、他家に嫁ぐか婿養子に出ない限り結婚も禁じられた。
村祭りにも参加できず、他の村人と交際することも無かったため、そのほとんどが一生DT・◯女のままだったと推測される。
将来の夢どころか趣味すらも持たず、ただただ家の仕事をして一生を終えるのである。
そんな奴隷的な状況が、ある種の精神障害をもたらすのだろう。おじろく・おばさは無感動のロボットのような人格となり、言いつけられたこと以外の行動は出来なくなってしまう。
いつも無表情で、他人が話しかけても挨拶すら出来ない。将来の夢どころか趣味すらも持たず、ただただ家の仕事をして一生を終えるのである。
6: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:38:32 ID:zV5
>>3
これマジ?
長野怖スギィ!
4: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:38:17 ID:LxJ
そんな奴隷的な状況が、ある種の精神障害をもたらすのだろう。おじろく・おばさは無感動のロボットのような人格となり、言いつけられたこと以外の行動は出来なくなってしまう。
いつも無表情で、他人が話しかけても挨拶すら出来ない。将来の夢どころか趣味すらも持たず、ただただ家の仕事をして一生を終えるのである。
16~17世紀頃から始まったとされる「おじろく・おばさ」制度だが、もちろん現在の神原では、このような制度は存在しない。
ただ明治5年でも190人、昭和40年代に入っても3人のおじろく・おばさが生きていたというから驚きだ。
この辺りの状況を報告しているのが、『精神医学』1964年6月号に掲載された近藤廉治のレポートである。近藤は現存していた男2人、女1人のおじろく・おばさを取材し、彼らの精神状態を診断している。
普段の彼らにいくら話しかけても無視されるため、催眠鎮静剤であるアミタールを投与して面接を行ったそうだ。すると固く無表情だった顔が徐々に柔らかくなり、ぽつりぽつりと質問に答えるようになったという。以下、その答えを抜粋してみよう。
「他家へ行くのは嫌いであった。親しくもならなかった。話も別にしなかった。面白いこと、楽しい思い出もなかった」
「人に会うのは嫌だ、話しかけられるのも嫌だ、私はばかだから」
「自分の家が一番よい、よそへ行っても何もできない、働いてばかりいてばからしいとは思わないし不平もない」
(『精神医学』1964年6月号・近藤廉治「未分化社会のアウトサイダー」)
なにごとにも無関心で感情が鈍く、自発性が無くなった様子がうかがえる。
この「おじろく・おばさ」の取材に先立ち、近藤は二つの推論を持っていたようだ。
一つは、もともと遺伝による精神障害が多い集落であり、そのような人々がおじろく・おばさになるのではという説。もう一つは、気概のある若者は村の外に出てしまい、結果、無気力な者だけが残ったという説。
しかしこの二つともが間違いであり、長年の慣習に縛られた環境要因によって、人格が変化してしまったのではというのが近藤の結論だ。
彼らの多くが子供時代には普通で、20代に入ってから性格が変わってしまうというのも、その裏づけとなるだろう。
今の我々からすれば非人間的にも思える「おじろく・おばさ」だが、一つの村社会を継続するためにやむをえない部分もあったのだろう。
現在の地点から善悪を断罪することは、ここでは差し控えよう。
ただもう一つ、この因習から読み取れるのは、疎外された環境が人格に影響を与えてしまうという点だ。
これについては、劣悪な労働状況によって精神を病んだり、ひきこもりによるコミュニケーション障害など、現在の日本社会につながる部分もあるのではないだろうか。
疎外された状況に置かれれば、それにやむなく適応するために人格も変化する。
例えばブラック企業の言うような「本人が納得して働いているのだから問題はない」というのは、視点がズレた言い訳にすぎない。
今は廃絶された「おじろく・おばさ」制度だが、社会が個人に影響を与える一つ例として着目してみれば、さまざまな示唆を与えてくれるだろう。
5: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:38:25 ID:z6z
これの何が凄いって、どの集落であったのかって随分細かい情報が出回ってること
25: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)23:01:48 ID:lJ0
こういうのよくインタビューできるな
仕事や生活に必要な言葉以外知らなそうなのに
26: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)23:03:04 ID:LxJ
>>25
せやから薬使って本音聞き出したんやろなあ
28: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)23:08:00 ID:lJ0
>>26
こっちが「生きてて楽しい?」や「なんか不平ある?」って聞いても 楽しいや不平って言葉の意味すら知らんのやないかな?って言いたかったんや
29: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)23:10:28 ID:LxJ
>>28
ああ、なるほど
ちなみに顔写真もなんともいえんね
10: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:40:36 ID:dnN
長男死んだらどうすんの?
14: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:45:41 ID:LxJ
>>10
一応婿入り嫁入りって希望はあるらしいで
働き者やと評判になっておじろく・おばさ脱出チャンスが上がるとか
問題は嫁婿入りの見込みが消えた高齢おじろく・おばさやろなあ
15: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:47:48 ID:z6z
>>14
結局、研究者が言いたいのは
「チャンスをものに出来ないロクデナシ、能無しだと思ったら
そういう問題やなかった」
って話なんやろ?
ニートの理論武装に使えそう
17: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:50:46 ID:LxJ
>>15
「自分の家が一番よい、よそへ行っても何もできない、働いてばかりいてばからしいとは思わないし不平もない」
とかブラック社員も言いそうやね
この人ら感情失くした社畜に近いやろし
13: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:44:51 ID:zV5
言葉そのまま働き蟻みたいな扱われ方やったんやろなぁ
16: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:48:49 ID:xBS
へんな風習だと鹿児島のおっとい嫁じょ蛮族っぽくてすき
http://anond.hatelabo.jp/20110902232813
おっとい嫁じょとはいわゆる略奪婚の慣習
18: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:52:45 ID:LxJ
>>16
なぜか都市伝説扱いされることもあるが、実在した風習であり、昭和34年(1959年)に男性が逮捕、有罪となったことから全国的に有名になった。
ヒェ…
23: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:59:21 ID:vDj
>>16
先日クレージージャーニーでやっとったキルギスの誘拐結婚みたいやな
21: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:58:00 ID:LxJ
おっといよめじょ調べてたらこういうの出てきた
京都府京都市左京区の田中部落では、1928年1月1日、朝田善之助が「あの娘すきや、ぜひ嫁にもらいたい」という知人男性の希望で拉致行為に手を貸し、警察に逮捕された[12]。
このとき朝田らは娘が母親と連れ立って風呂に行くところを集団で待ち伏せ、やってきたところを羽織を脱がせて頭からかぶせ、集団で担
いで行ったが、当の娘が暴れて逃げたため未遂に終わったという。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%98%E6%8B%90%E5%A9%9A
日本の婚姻は闇が深いンゴねえ
22: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)22:59:10 ID:LxJ
しかもこの朝田善之助って後に有名な被差別部落解放運動家になったんやな
やっぱり部落の慣習なんやろか
24: 名無しさん@おーぷん:2016/12/13(火)23:01:02 ID:zV5
>>22
そこで生まれ育ったならそれが常識やから仕方ないんやろなぁ
部落なんて周辺との関わりも少ないんやろうし